常日頃、何気なく使っている「下駄箱」ですが、様々な名前で呼ばれています。下駄箱の歴史と由来を紐解きながら、弊社のシューズケースをご紹介いたします。
日本における下駄箱の歴史と由来
下駄箱はその名の通り下駄を入れるために作られたものです。銭湯の様なたくさん人が集まる所では「下足箱」とも呼ばれていました。江戸時代の頃から草履(わらじ)や草鞋(ぞうり)を履く人が増えてきましたが、裸足で出歩く人も多く、はっきりとした下駄箱のようなものは存在していなかったと言われています。
明治時代以降、裸足で出歩く人が少くなった事や、人々が使用する履物の種類が増えたことにより、履物を保管する入れ物が必要となり、下駄箱は急速に普及し始めたようです。当時は、扉のないタイプや鍵のないタイプがほとんどでしたが、戦後の物不足時に銭湯で靴の盗難が相次いだことから、鍵付きの下駄箱も開発され普及するようになったようです。
風呂屋錠のイメージ
欧米化が進んだ現在の日本でも、「家屋の中では履物を脱ぐ」という生活様式は今も変わらずに続いていることから、一般家庭から教育施設、温浴施設やスポーツ施設などの民間施設に至るまで、玄関を飾る顔として下駄箱なくてはならないものとなっています。
当初は木製の下駄箱しかありませんでしたが、後にスチール製の下駄箱が開発されました。公共施設や商業施設では、堅牢性や耐久性が求められていますので、後発のスチール製の下駄箱が多く使われています。
昭和中期の木製下駄箱
たくさんある下駄箱の呼び方
光葉スチールでは、製造・販売しているスチール製の下駄箱のことを「シューズケース」と呼んでいます。この他にも様々な呼び方があるのも下駄箱の特徴です。鍵付きの下駄箱のことを「シューズロッカー」と呼んだり、シンプルに漢字2文字で「靴箱」と呼ぶ方もいます。英語表記の「shoes box」「shoes rack」を日本語にした「シューズボックス」「シューズラック」などと呼んだりもします。海外では、「shoes shelf」(シューズシェルフ)という呼び方もよく使うようですが、日本では馴染みが薄いようです。また「下駄箱」という名称は、昭和から平成中期に生まれた方には一般的ですが、平成中期以降になると「下駄箱」という名称はあまり使われなくなってきており、下駄を靴に置き換えた「靴箱」と呼ぶ方が一般的のようです。
色々な呼び方をする下駄箱ですが、ほとんどの人が、最低でも一日に一回は使用していると思います。これからも生活に欠かせないものには変わりません。「シューズケース」を通じて、皆様により良い製品を提供できるように日々精進していきます。
シューズケースのラインナップ
大変歴史のある下駄箱ですが、令和の時代になっても新規導入や既存品の更新が頻繁に行われています。弊社では、用途に応じたシューズケースを各種ラインナップしています。列や段の種類を豊富に取り揃えていますので、規格品でありながら希望に沿ったマス数を確保しやすいのも特徴です。堅牢性を重視した造りで数多くのお客様にご好評を得ています。
左から、ポリカーボネートロッカー、ワイヤーメッシュロッカー、木目調ロッカー
設置場所や用途に合わせたオーダーメイドも承っております。
シューズケースの導入でお困り事やご不明な点がございましたら、下記の窓口までお気軽にお問い合わせください。
製品情報
弊社のシューズケースは、創業以来たくさんのお客様に使用されているベストセラー商品です。施設の設置スペースや使い勝手に配慮したご提案をいたします。
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