一般的な標準のスチールロッカーは、みがき鋼板(SPCC)と呼ばれる材料を使用しています。
ただし、シャワーやお風呂を併設している湿気が多いスポーツ施設や温浴施設には、ボンデ®︎鋼板(SECC)と呼ばれるみがき鋼板より耐食性の高い材料を使用することでサビからロッカーを保護することができます。
また、更にサビ対策を行いたい場合は、ZAM®︎鋼板と呼ばれる耐食性に優れた材料を使用することも可能です。
※ZAM®︎およびボンデ®︎は、日本製鉄株式会社の登録商標です。
サビに対するよくあるお困りごと
- スポーツクラブの更衣ロッカーにサビが発生してしまう
- スーパー銭湯の脱衣ロッカーにサビが発生してしまう
- 冬季の融雪剤の影響で製品にサビが発生してしまう
サビに対する耐食性鋼板の特徴
手などの汗によるサビに強い
(水分、塩分、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、重炭酸イオンなど)
お客様がご利用いただく際に、汗をかいた状態でロッカーをご利用いただくことがあります。 汗には、塩分の他様々な物質が含まれておりロッカーを痛めるきっかけになっています。 日頃から清掃等に配慮をしていても、完全に拭き取ることは不可能です。更衣ロッカーにスポーツ施設で多く採用されているボンデ®︎鋼板を採用することで、汗などが付着してもサビにくいロッカーにすることが可能です。
水分や温泉成分によるサビに強い
(硫化水素、硫黄など)
温浴施設の脱衣室は、着替える人のタオルや体に付いていた水分や温泉成分がロッカーに付着し、サビの原因になる場合があります。また、浴室などが隣接する場合に関しては、常に湿気が発生しやすい環境でもあります。光葉スチールの温浴タイプのロッカーは、サビにくいボンデ®︎鋼板を標準採用しています。塗膜の厚い粉体焼付塗装と併用していますので、比較的リーズナブルなプライスゾーンでサビに強いロッカーを導入することができます。
冬季の融雪剤によるサビに強い
(塩化ナトリウムや塩化カルシウムなど酸とアルカリの化合物など)
寒冷地などでは、塩分が含まれた融雪剤の付いた靴でご来店する場合があり、スチール製のロッカーを痛める(サビさせる)きっかけになっています。 営業中や閉店後に清掃を行いますが、隙間に入り込んだ融雪剤を取りきることができません。スチールロッカーの材質を耐食性の高いZAM®︎鋼板やボンデ®︎鋼板にすることで、融雪剤が付着してもサビにくいロッカーにすることが可能です。
製品情報
水分や湿気など、サビを誘発する環境では、それに応じた素材選びが大切なポイントです。弊社は、施設や使用用途に応じて、様々な耐食性を持った素材を使っている製品をご提案いたします。
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